アイリー動物病院 院内

アイリーな日々

お家で爪切り

犬や猫の爪切りをお家でやってみよう

通常、犬も猫もお散歩によく行く子は、自然と爪が擦り減ったり、
猫であれば樹木で爪研ぎをしてきたりするのですが、お散歩時間が
短かったり、室内100%の猫ちゃんはそういう機会がないまま、爪が
伸びていきます。


フローリングで「チャカチャカ」音を立てて歩いていませんか?

時々足を上げて歩きづらそうにしていませんか?

それは、爪が伸びているサインかもしれませんよ!!


爪が伸びていると、人間や床・家具を傷つけるのはもちろんですが、
愛犬愛猫自身の思わぬケガにもつながります。


例えば、
「ラグマット等に引っかかって爪が剥がれてしまった」

「伸び過ぎて巻爪が肉球や指に突き刺さってしまった」
「お友達と遊ばせていたら、伸びた爪のせいでケガさせてしまった」

そうなる前に普段から爪の様子をチェックして、自宅でケアできると
いいですよね。

爪切りのポイント

※用意するもの
犬猫用の爪切り(人間用はNG)
ギロチンタイプがおススメ

 レバーを握ると、刃先はこのようにギロチン状に動きます。

犬猫用の爪切りレバーを握ると、刃先はギロチン状に動きます

最大のポイントは、一回で切ろうとして深く刃を入れないこと!!
 
一度に深く切ってしまうと、血管まで切ってしまう可能性があるので、
徐々に角度を変えながら切っていきます。

イメージはこのような感じです。

犬猫の爪は徐々に角度を変えながら切ります

白っぽい爪の子は、血管が透けて見えて境目がわかりやすいので、
まずは①ライン(血管の1~2㎜手前)でパツッと切ります。


あとは徐々に②③ラインのように斜めに角度をつけながら、
少しずつ様子を見ながら切っていきます。

白っぽい爪の犬猫は、血管が透けて見えて境目がわかりやすい

切り口は、そのままでも歩いているうちに滑らかになってきますが、
気になる場合は、専用のやすりで整えてあげましょう。


狼爪(犬の親指にあたる部分)は、地面にあたらないので自然には
擦り減りません。忘れずに切ってあげてください。

狼爪(犬の親指にあたる部分)は、地面にあたらないので切りましょう

長さは「肉球よりも少し短め」が目安です。


黒い爪の子は、血管がどこまでかわからないので躊躇されると
思いますが、肉球の高さまで少しずつ切っていき、爪の中心が
透き通ってきたら血管が近い証拠なので、注意して削るように切って
いけば大丈夫です。

肉球よりも少し短めが目安です

万が一、切り過ぎて出血しても慌てずに!!

出血部位にガーゼやティッシュを当てて、強く圧迫し止血します。
ペットショップにある市販の止血剤を使うのもいいでしょう。
しばらくしても出血が止まらなければ、病院に行きましょう。

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爪切りや耳掃除をどうしてもやらせてくれない、細かい部分までは
自分では難しい、自分でやるのは怖い…そんな場合は、どうぞ無理なさらず
日常ケアのみでもお気軽にご来院下さい

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